リクルーティング・デザインで働くネパール人スタッフ サントシュさんにインタビュー

今回は、リクルーティング・デザインの海外人材エージェント事業部で働く、ネパール人のサントシュさんにお話を聞きました。
なぜ日本に来たのか、日本ではどんな仕事を経験したのか、将来の夢は?など、海外から来日して活躍するサントシュさんの思いを赤裸々に語ってくれました!

◆第一回◆サントシュのプロフィールとネパール人留学生について

浅井:今回は第一回目ということで、サントシュさんのプロフィールから聞いていこうと思います。それでは、よろしくお願いします。

サントシュ:よろしくお願いします。私はネパール出身のダカル・サントシュです。

浅井:年齢は何歳ですか。

サントシュ:26歳です

浅井:サントシュさんはリクルーティング・デザインでどのような仕事を行っているのですか。

サントシュ:ネパール人の求職者を集める仕事をしています。そのためにFacebookでの広報活動や求職者の面談、試験の申し込みのサポート、就職セミナーなどを行っています。

浅井:日本にはいつからいるのですか

サントシュ:6年前の2014年からです。

浅井:なぜ日本に留学しようと思ったのですか。

サントシュ:友達にいい国だと紹介されたからです。私の友達は英語圏のアメリカ、オーストラリアなどに留学する人が多くいました。ですが、2011年から多くのネパール人が日本にも留学するようになりました。
その中には私の友達もいて、その友達から度々「日本はいいよ!アメリカやオーストラリアより平和で安心できる。」と連絡を受けていました。だから、私も留学をするなら日本に行きたいと思っていました。

浅井:海外にいるネパール人からも結構連絡が来るのですね。

サントシュ:そうですね、私もよくネパールの友達に連絡をしています。

浅井:日本に来た時から名古屋市にいたのですか。

サントシュ:いいえ、最初は福岡県の日本語学校にいました。

浅井:なぜ福岡に行こうと思ったのですか。

サントシュ:さっきの話にも出てきた、先に留学しているネパールの友達が福岡県にいることがわかったからです。当時の私は日本語をそれほど理解できていなかったので、困ったときに頼れる友達がいる環境は魅力的でした。
そして、福岡県の日本語学校で2年間勉強をして、2016年に名古屋の東京福祉大学へ入学するために名古屋に来ました。

浅井:日本に来る前、日本はどのような国というイメージを持っていましたか。

サントシュ:すごく発展している国というイメージがありました。

浅井:かなりざっくりとしたイメージですね。

サントシュ:そうですね。日本に来る前に1年半ぐらいドバイで働いていたことがあったのですが、外国というか発展している国は大体ドバイみたいな感じなのかなと思っていました。

浅井:実際に日本に来てどうでしたか。

サントシュ:日本の方がドバイより優しい人が多かったです。後は友達が紹介してくれたように平和でした。

浅井:日本に来てから生活や勉強などで一番困ったことは何ですか。

サントシュ:やっぱり日本語の勉強、言葉が難しくて困りました。例えば、私はコンビニでアルバイトをしていたのですが、よく袋ご利用ですかって、お客さんに聞くんですね。そうしたら皆「いいです。」とか「大丈夫。」って言うんです。
私お客さんが袋を、欲しいのかいらないのかがわからなくて困ってしまったんですよ。

浅井:なるほど、「いいです。」とか「大丈夫です。」とかの表現は、OKの意味でも、NOの意味でも使われるので難しいですよね。

サントシュ:そうですね。今でこそ何となくわかるようになりましたが、それでもたまにわからない時があります。

浅井:サントシュさんは日本語でのコミュニケーションが取れるようになるまで、何年くらいかかったのですか。

サントシュ:日常会話レベルの日本語なら2年間ぐらいで身につきました。でも読み書きとなると、6年たった今でも分からない事がよくあります。特に漢字は、同じ漢字でも読み方が違ったりするから難しいです。

浅井:アルバイトはずっとコンビニで続けていたのですか。

サントシュ:いいえ、コンビニの他には居酒屋やお弁当工場で働いていたこともあります。

浅井:なぜ日本のアルバイト先として、それらの職場を選んだのですか。

サントシュ:まず福岡県に来た時にはお弁当工場で働いていました。工場は日本語で話す機会があまりないので、私のように日本に来たばかりの留学生はよく働いていました。そして、日本語がある程度話せるようになってからは、さらに日本語のコミュニケーション能力を高めるためにコンビニや居酒屋でアルバイトをしました。

浅井:なるほど、学生時代から真面目に勉強もアルバイトもしていたのですね。

浅井:サントシュさんは、なぜリクルーティング・デザインに入社しようと思ったのですか。

サントシュ:困っているネパール人を助けたいという気持ちがあったからです。自分の6年間の留学経験の中で、就職や日本語の勉強、日本での部屋探しなどの様々な問題を抱えているネパール人に出会いました。
また、私も日本に来たばかりのころは生活に苦労しました。だから私はネパール人を助ける仕事がしたいと思っていました。
そのような思いを持って仕事を探していたところ、リクルーティング・デザインに外国人の仕事を紹介する事業があると知り、入社を決めました。

浅井:最後に、将来は何をしたいですか。

サントシュ:まだこの仕事を始めて1年目なのではっきりはわかりません。ですが、将来もネパール人を助けながら働き、ゆくゆくは外国人を支援する組織のトップになりたいです。

浅井:素晴らしい夢ですね!、頑張ってください!

サントシュ:ありがとうございます。

浅井:こちらこそありがとうございました。

この記事を書いた人

浅井杏介

(株)リクルーティング・デザイン グローバルリンク事業部の営業です。学生時代は国際ボランティア団体に所属し、発展途上国の支援に努めていました。