日本で働きたいネパール人を雇用するには!?

初めに

はじめまして、私はネパール人のダカル サントシュと申します。

突然ですが、最近街中でネパール人をよく見かけませんか?例えば、居酒屋やコンビニなどのスタッフにはよくネパール人がいます。あと実はインドカレーのお店はネパール人が経営していることが多いのです。

そんな私も留学生時代は居酒屋とコンビニでアルバイトをしていました。私は6年前に来日し、日本語学校と大学を経た後、今年の4月にリクルーティング・デザインに入社しました。現在は、主に就職を希望するネパール人留学生を、日本の企業に紹介する事業に携わっております。その中で、私は多くのネパール人と就職面談を行いました。

今回は、面談の経験や私自身の考えを交えて、ネパール人の特性や就職に対する考え方をご説明しようと思います。

ネパール人の特性

ネパール人は何といっても、人と仲良くなることが得意です。少し話をしただけで仲良くなることができます。ネパールは様々な宗教や文化、民族が混ざり合っている国なので、異国の人とコミュニケーションにもそれほど抵抗を感じません。

私たちは基本的に一人でいることが嫌いで、いつも誰かと一緒にいたいと思っています。実際に私の友人たちは全員、シェアハウスをして2~3人で暮らしています。誰かが困った際にはすぐさま駆け付け、助けます。ネパールは資源が乏しい国なので、国民に助け合いの精神が根付いています。この助け合いの精神は日本人とよく似ていると思います。

ネパール人と日本人の似ている点と言えば、よく知らない人には遠慮しがちになる点があります。ですが、私たちは少し話せば仲良くなることができるので、もしネパール人と関わる機会があったら一度話してみてください。すぐに楽しい人だとわかるはずです。

逆にネパール人が日本人と似ていない点は、複数言語を話せる人が多いという点です。ネパール人の多くは母国でネパール語、インド語、英語を学びます。それに加えて、日本で働くネパール人は日本語も話せるようになるため、計4か国語を話せる人材が多いです。日本語は世界でトップクラスに難しい言語だとよく言われますが、日本語とネパール語の語順はよく似ています。そのためネパール人は、他の国の方と比べると日本語での会話が比較的得意です。

就職に対する考え方

ネパール人は日本に対して強いあこがれを持っています。その理由は主に2つあります。1つは日本製品のブランド力、もう1つは通貨の価値の差です。

まずは日本製品のブランド力についてです。日本製品はネパールにも数多く輸入されており、日本製というだけで長持ちする・壊れにくいという印象を持たれています。そのため、日本に来るネパール人の多くは日本の製品や技術を学びたいという強い意志を持っています。近年では車や電化製品など、製造分野の技術だけでなく、介護や農業などの技術を学びに来るネパール人も増えてきています。

次に通貨の価値の差についてです。地域や時勢にもよりますが、日本のお金はネパールだとおおよそ5倍の価値があります。
一家庭の人数が多く、大半の国民が農業で暮らす貧しい国であるため、ネパール家庭の2軒に1軒は家族の誰かが外国に出稼ぎに行きます。そのような環境の中で、同じアジア圏で技術力も高く、通貨の価値が高い日本は私たちネパール人にとって非常に魅力的です。そして、日本に来た後も母国の家族のために勤勉に仕事をする人がほとんどです。

終わりに

いかがだったでしょうか。
読んでいただけた方が少しでもネパール人に関心を持ってくれたなら幸いです。

私は6年間日本で暮らしていて、ネパール人は日本で働くことに向いていると感じました。実際に私が面談をした人たちも、ずっと日本にいたいという方がほとんどです。だからこそ私は仕事を通して、一人でも多くのネパール人の就職先を見つけたいと思っています。

リクルーティング・デザインがご紹介する人材は、全員やる気に満ち溢れた優秀な方々です。そのような方々と、是非一度会って話してみませんか?リクルーティング・デザインはいつでも、御社のニーズにぴったりの人材をご紹介致します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

ダカルサントシュ

ネパール生まれの26歳です。2014年に留学生として来日し、2020年に(株)リクルーティング・デザインに入社しました。現在は国内外のネパール人の就職サポートを行っています。