採用ターゲットにアプローチ!リスティング広告を使った求人募集とは?

昨今の求職者における仕事探しの方法として、WEBを使った仕事探しは欠かせないものとなっています。求人募集を出す企業としては、膨大な情報量をもつWEBの世界の中で、求職者にいかに「発見」してもらえるかが課題となっているのではないでしょうか。

もちろん、様々な媒体を同時に使えば求職者に発見してもらうことは容易になるでしょう。ですが実際は予算に制限があり、その中で費用対効果も考慮しなくてはなりません。様々な媒体がある中で、WEB上で自社の求人情報をより効果的に求職者に見つけてもらえる方法とは、どんな方法があるでしょうか。

ここではWEB広告の代表的ともいわれるリスティング広告を使った求人募集、採用活動について、メリット・デメリットをご紹介いたします。

そもそもリスティング広告ってナニ?

ユーザーが検索エンジンで検索したキーワードに関連した広告を、検索結果画面に表示する広告です。
検索連動型広告とも呼ばれており、日本では「Google広告」や「Yahoo!プロモーション広告」が主流となります。

又、リスティング広告のメリットとしては以下があげられます。

(1)少ない予算から始められ
最低出稿額がなく、広告がクリックされると費用が発生する為、予算に限りがある時でも始めることができます。

(2)顕在層が獲得できる
興味を持って検索したキーワードに連動して広告が表示されるため、応募に繋がる率(コンバージョン率)が高く「顕在層」の獲得に適しています。

(3)費用対効果を確認できる
広告が表示された回数や、クリック数、応募につながった数がデータとして確認できるため、効果測定が可能です。

最大のメリットは「今、仕事を探している人」へ届く

リスティング広告の最大のメリットは、「今、仕事探しをしているユーザーに求人内容を見せることができる」ことです。

例えば、ユーザーが移動時間やちょっとしたスキマ時間にスマホで仕事探しをするとします。
検索エンジンで「パート 求人」と検索した時に、あなたの求人情報が、「他の企業の採用サイト」や「みんなが知っているような求人情報サイト内の求人情報」、又は「検索結果」よりも上に求人情報の広告を表示させることができ、求職者にダイレクトに求人内容を見てもらうことができるのがポイントです。

又、検索結果上部に表示させることで、他の求人と比較されにくく、大きな求人情報サイトにありがちな「他の情報に埋もれて求人情報をみてもらえない・・・」といったことも防げるため、積極的に求人を露出させたいときなどに効果的です。

採用ターゲットに合わせた広告配信が可能

リスティング広告のもうひとつのメリットは、狙った層にアプローチが可能なため、求めるターゲット層に対して求人情報を配信できることです。又、採用ターゲットのライフスタイルに合わせて無駄なく配信できるため、効率的に予算を使うことができます。

例えば、平日昼間のランチタイムのパートを募集するとしましょう。
「扶養範囲内で家の近くで働きたい主婦層」を採用ターゲットとした場合、広告の配信設定は以下のように設定することができます。

【性別】女性
【年齢】26-54歳
【エリア】勤務地から10キロ圏内
【時間】深夜帯は除く

設定に無駄を省くことで、限られた予算でも効果的にターゲットに求人情報を見てもらえることができます。

費用対効果はどれくらい?データで効果検証ができる

広告を配信したことで、
・どれくらい広告が表示されたのか?
・どれくらいのユーザーがクリックしたのか?(求人情報を見に来たのか?)
・どんな検索語句でクリックしたのか?
・広告からどれくらい応募があったのか?

などを知れるため、応募までにかかったコストを可視化でき、効果の良し悪しを見極める情報を得ることができます。

又、世の中の動向などを加味した運用が可能なので、都度広告文やキーワードの見直しすことで、応募コストを下げる工夫が可能です。

リスティング広告に向いていない事例とは?

メリットについて色々とご紹介させていただきましたが、中にはリスティング広告の効果を最大限に発揮できない事例もあります。

検索ボリュームの限界がある
ユーザーの「調べたいこと」において広告が表示されるため、検索ボリュームの少ないワードに絞ると広告の効果計測が難しくなります。対応策として「認知」を目的とした広告配信を併せて行うことが必要となります。

採用ターゲットがネットをやらない
シニア層など、オフラインでの求職活動が主流となっている層には、そもそも情報が届かないため効果の期待値は低めと考えた方がよさそうです。配信エリアに人口が極端に少ない場合も同様のことが言えます。とはいえ「検索をする」といった行動においては、シニア層にも浸透しつつあるため、応募フォームではなく電話応募ができるようにするなど、コンテンツに工夫をすることで応募に繋がるケースもあります。

まとめ

今回はリスティング広告を使った採用活動、求人募集についての全体像をご紹介しました。
今までとは少し違った新しい採用活動をお探しの方は、是非挑戦してみてください。

リクルーティング・デザインでは、求人募集に特化したリスティング広告の配信・運用相談を受け付けております。
是非お気軽にご相談くださいませ。

この記事を書いた人

鈴木香里

2017年、リクルーティング・デザインに入社。採用領域に特化したWEB広告(SNS広告)の運用担当として従事。
・自社新卒採用Instagram担当
・上級ウェブ解析士/上級ウェブ広告マネージャー/初級SNSマネージャー