Indeedでの求人掲載を始める前に準備しておきたい4つのこと【2024】

「利用者が多い有名な求人サイトを使いたい」
「無料で掲載したい」
こんな思いからIndeedでの掲載を検討している方は多いのではないでしょうか?

ただ、もし「とりあえずアカウントを作って載せてみよう」と思っていたら少し注意が必要かもしれません。
求職者が応募や面接に向けて準備をしているように、企業側も募集を始める前には準備が欠かせません。

今回は初めてIndeedを使うときに準備しておきたいことをお伝えします。
なお、本記事は直接投稿*での掲載を想定した内容となっています。

*直接投稿とは…
Indeedの掲載方法の1つで、求人情報を直接Indeedに投稿する方法。新規登録から求人掲載、応募者管理までをIndeed内で完結できるため、自社HPや採用ページを持っていない方でも簡単に始められます。

Indeedで使用するメールアドレス・電話番号を決める

Indeedでは、主に以下の場面でメールアドレス・電話番号を使用します。

(1)新規アカウントを作成するとき
(2)応募の通知を受け取るとき
(3)求職者から電話で問合せがあるとき (※設定は任意)

ここでのポイントは、日中すぐに対応できるメールアドレス・電話番号を設定することです。
求職者は複数の求人に同時に応募していることが多いため、対応が早い企業は優位に立てます。

応募者と連絡が繋がらない原因として「企業からの反応が遅くて不信感を抱いた」「返信がくるまでに他社で内定が決まった」などが挙げられます。
このような理由で応募者が去ってしまわないよう、すぐに対応できる準備を整えておきましょう。

ここに注意!

採用専用に新しくメールアドレスを作成する場合は不慣れなことが多いため、通知設定をONにしたり、定期的に受信箱を確認するように心掛けましょう。

選考の流れを決める

応募があった際、スムーズに案内ができるように選考の流れを決めましょう。
準備をしておくことで「応募があったけど、この後の対応はどうすればいいんだっけ?」と慌てることもありません。
以下に、一例として弊社で実際に導入している選考の流れを紹介します。

🔳弊社選考の流れ

応募  
▼  
書類選考(通過された方には面接を行います)

面接・筆記試験(面接は数回を予定しています)
◎遠方の方はオンライン面談も致します。  
▼  
社長面接  
▼  
内定  

◎面接日・入社日等の希望も考慮します。お気軽にご相談ください。
◎書類選考には1週間ほどお時間をいただきます。

【応募後の連絡】
書類選考を通過した方にのみ、7営業日以内にご連絡いたします。

選考の流れが決まったら、上記のように求職者に分かりやすく原稿に記載することも重要なポイントです。

リクルーティング・デザインでは求人のプロが原稿を作成しています。求人原稿だけでなく、採用に関するお悩みについてのご相談も承っております。ご自身での求人掲載に不安がある方や代理店への依頼を検討されている方はお気軽にご相談ください。

メール文章を用意する

選考を進めていく上で、応募者とのやり取りが必ず発生します。
すべての応募者に公平な対応ができるように、複数パターンのメール文章を用意しましょう。

種類内容
応募を確認した後に送るメール企業が応募を受け取ったことを通知するもの
応募の御礼とあわせて初回選考の案内も行いましょう。
選考結果のお知らせ+次の選考の案内メール
※合格の場合
合格であったこと+次の選考へ進んでもらうことを通知するもの
次の選考が面接の場合は日程調整も行いましょう。
選考結果のお知らせメール
※不合格の場合
不合格であったことを通知するもの
面接のリマインドメール面接日が近づいてきたことを通知するもの
面接日の1〜3日前に送るのが一般的とされています。
内定通知メール採用することが決まったことを通知するもの

作成したメール文章は、PCのメモ帳やメールアプリ内のテンプレートに保存しておくと便利です。
企業の対応は応募者の志望度にも大きく影響します。
応募者を不安な気持ちにさせてしまわないよう、メールやメッセージを通して誠実な対応を心掛けましょう。

🔳応募者への対応方法について
Indeedでは、応募者との連絡手段にメール応募者管理画面の2つの方法があります。
どちらの方法で対応しても求職者からの見え方に差はないため、状況に合わせて選んでください。
以下にそれぞれの特徴を紹介します。

メール:応募の通知メールに直接返信することで応募者と連絡をとることができる。都度Indeedにログインしなくても返信ができるため即時に対応ができ、メールの形式に自由度があるためカスタマイズしやすい。

応募者管理画面:Indeed内のメッセージ機能を使用して応募者と連絡をとることができる。他にも応募者情報ややりとりを一元管理できるため、多数応募がある時や採用担当が複数いるときに便利。

求人に使用する写真を用意する

Indeedでは、1つの求人に対して最大5枚の写真を掲載できます。
写真は文字だけでは伝えきれない企業の魅力を伝えられる手段であり、力を入れるべき重要なポイントです。「とりあえず手元にある写真でいいかな…」と決めずに慎重に選びましょう。
今はスマートフォンでも十分に綺麗な写真が撮れるため、求人用に写真を用意することをおすすめします。

🔳載せておきたい写真3選
スタッフの写真 (ターゲットに近い年齢・性別のスタッフが写っているとよりGood)
オフィスや店舗の内観・外観
扱っているメニューや商品の写真

ここに注意!

「開業した時、プロに撮ってもらった写真を使おう」と求人広告で掲載する場合は注意が必要です。プロに撮影してもらった写真は知的所有物*となっている場合が多いため、譲渡契約を結んでいるのかをあらかじめ確認しておきましょう。

*知的所有物とは…
人間が知的に創造したアイデアや作品などを保護するための権利のこと。知的所有権(知的財産権)ともいう。

おわりに

Indeedでの求人掲載に限らず、求人の募集を始める前には準備と工夫が非常に重要です。
今回紹介した4つの内容のように、企業の対応1つ1つが良い採用につながるポイントであることを意識しながら今後の採用活動の参考にしていただけると幸いです!

この記事を書いた人

黒田美加子

2024年4月中途入社。
Indeed広告運用をメインに、効果の改善提案も行う。
上級ウェブ解析士の資格取得に向けて奮闘中。