ディスプレイ広告を活用して求人情報を沢山の人に知ってもらおう!

みなさんの求人情報は求職者にきちんと届いていますか?

・求人情報を色々な媒体に出してるけど、あんまり見られていない
・そもそもターゲットが少ないので、どんな媒体に出しても見られない
・条件が悪く、一覧で並ぶと競合に負けるから見てもらえない

このような事情で、求人情報を予算をかけて出稿しているにも関わらず、結果、求職者に求人情報を見てもらえない・・なんてことあるのではないでしょうか?

WEB上で仕事探しをするのが当たり前になった今、膨大な求人の中から自社の求人を求職者に見つけてもらうには、求人メディア以外の採用活動を検討する必要性があります。その際に、まずおすすめしたいのが「ディスプレイ広告」です。

ディスプレイ広告を活用すれば、
・求人媒体以外の場所で求人を知ってもらえる
・低コストでたくさんの人に求人を認知してもらえる
・仕事探しを考えていなかった人に認知してもらえる

などメリットがたくさんあります。

では、ディスプレイ広告がどのようなもので、採用活動において、どんなメリットがあるかをご紹介したいと思います。

ディスプレイ広告ってどんなもの?

簡単に言うと「画像や動画などで表示されるWEB上の広告」です。

例えば、ご自身が色々なサイトを見ているときに画像(バナー)として広告が表示されたりしませんか?あとはアプリを使うときなどもアプリ内に広告が表示されたりするので、普段スマホを使っている方なら一度は見かけたことがあるかと思います。

料金(課金)の仕組みは「クリック課金」と「インプレッション課金」となっており、リスティング広告(検索広告)より単価も比較的安いため、低コストでもたくさんの場所に露出させることができるのが特徴です。又、ディスプレイ広告の一番のポイントとして視覚的に訴求できることも大きなポイントです。

ディスプレイ広告の配信は、主にGoogleYahoo!が大きなネットワークを提供しており、

◇GDN(Googleディスプレイネットワーク)
Googleが提携するWebサイトやアプリに広告を表示できます。
Google関連のサービスサイト(YouTubeやGmailなど)にも配信できるのが特徴です。

◇YDA(Yahoo!ディスプレイ広告・運用型)
Yahoo!が提携するWebサイトやアプリに広告を表示できます。
Yahoo!関連のサービスサイト(Yahoo!JAPANやYahoo!天気など)にも広告が表示されます。

など、関連するネットワーク内で広告が表示される仕組みとなっています。

広告は「だれに」「どこに」「どのように」表示される?

「だれに?」

ディスプレイ広告では、配信する相手を設定出来ます。といっても、ユーザー個々にターゲティングするのではなく、大きなグループに対して配信されるため、どんな層に求人を見せたいか?を考えて配信対象者を決定します。ここではGDNを例に代表的なものを挙げてみましょう。

◇デモグラフィック配信
年齢、性別、地域、子供の有無、世帯年収などで切り分けて配信対象者を決めることが出来ます。

◇ユーザーの興味や関心
特定の商品やサービスに強い興味を持ち、購入意欲が高いと予想されるユーザーに広告を配信することが可能です。

◇WEBサイトやアプリ訪問者
自社のWEBサービスを訪れたユーザーに配信することが出来ます。

求人でいうなら、「名古屋市の40代までの男性に配信」「求人情報に興味のあるユーザー」など、採用ターゲットに近い属性や、仕事探しの関心度の高いユーザーに広告を配信することができます。結果、求人媒体では接点が持ちにくかった層へのアプローチも可能となります。

「どこに?」

前段でもお伝えしたように、広告は各関連するネットワークやサービス上(WEBサイトやアプリ)に広告を表示出来ます。表示先は利用する媒体によって異なりますので、ターゲットとの親和性を考え媒体を選ぶことをお勧めします。

GDNYDA
配信面・ライブドアブログ
・教えてgoo
・食べログ
・ピクシブ
・YouTubeなど
・Yahoo!ニュース
・Yahoo!オークションなど
Yahoo! JAPANのコンテンツ

「どのように?」

ディスプレイ広告は、テキストや画像、動画などでサイトやアプリ内に表示されます。
誰に向けて広告を表示させるかにもよりますが、働いている人の姿や勤務地や職種の文言を入れるなど視覚的に訴求することができるので、求職者に興味関心を持ってもらえるような広告を用意するとよいかと思われます。

求人情報をディスプレイ広告で配信するメリット

はじめにお伝えしたように、ディスプレイ広告を活用すれば、
・求人媒体以外の場所で求人を知ってもらうことができる
・低コストでたくさんの人に求人を認知してもらうことができる
などメリットがいくつかあります。

求職者が欲しい情報を取捨選択して取りに行く「求人媒体」や「リスティング広告」と違い、ディスプレイ広告は一定の属性に見せに行く広告のため、今まで見てもらえなかった層にも広告をリーチさせることが出来ます
さらに、求職者が広告をクリックをしなくても画像や動画が表示されるので、課金方法をクリック単価にした場合、無料で「認知させる」ことができ、認知施策としては大きな効果を発揮することができます。
その上で、クリックされたとしても、クリック単価も1クリック10~50円前後に収めることが多いため、低コストで関心度の高い求職者に求人ページを見てもらうことが叶います。

「注意点」と「併せて考えたいポイント」

ディスプレイ広告を配信するうえで、注意したい点もいくつかあります。

まず一つ目は、求職者が求人情報を知った後にどのような行動をするかをイメージすることです。
例えば、求職者がディスプレイ広告を通じて、御社が求人募集していることを知ったとします。その後、多くの求職者はおそらく御社の会社名で検索するなど、WEB上であらゆる情報を調べるのではないでしょうか?特にコーポレートサイトや採用サイトは求職者にとっては、大切な情報源となり判断基準となりうるため、

1.検索で見つけてもらえるようにする
2.サイト内の情報を整えておく
3.応募しやすい状況を用意する

など、情報や環境の整備を併せて行ってください。

特に3においては、求職者の応募アクションに直結する場面ですので、採用サイト以外に、求職者と親和性の高い媒体への出稿ランディングページを用意するなど工夫が必要です。

次に、ディスプレイ広告は「認知施策」で使われることが多いため、応募に直結することが少ないです。そのため、応募単価や応募数については、求人媒体やリスティング広告と比較すると効果が悪く見えてしまうかもしれません。ですが、ディスプレイ広告の評価ポイントは『どれだけ認知させることができたか?』のため、広告の指標としては表示回数やクリック数をご確認いただき、その上で、全体の応募数が増えたかどうか、求職者が初めに何で募集を知ったのか?などのヒアリングで広告効果をご確認いただくとよいかと思います。

おわりに

ここまで、求人でディスプレイ広告を使ったメリットをお伝えしてきました。求職者との接点を増やし、今まで見てもらえなかった人たちへリーチすることで、採用活動の可能性を是非広げてみて下さい。

この記事を書いた人

鈴木香里

2017年、リクルーティング・デザインに入社。採用領域に特化したWEB広告(SNS広告)の運用担当として従事。
・自社新卒採用Instagram担当
・上級ウェブ解析士/上級ウェブ広告マネージャー/初級SNSマネージャー