ごあいさつ
はじめましてこんにちは。
令和4年1月より介護特定技能・研修講師を務めております、ケアマネジャーの田端と申します。
増え続ける高齢者の方々の生活を支え、誰もがもっと自分らしく自由に生きることができる地域を創りたい、もっとケアマネジャーの可能性を追求したいと言う思いで、昨年独立起業致しました。
今は新しい挑戦にワクワクしながら毎日を過ごしています。
ケアマネジャーってどんな仕事
はじめにケアマネジャーがどんな仕事をしているかということを説明させていただきます。
ケアマネジャーは介護支援専門員とも呼ばれております 。
ケアマネジャーは、介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるように、ケアプラン(サービス計画書)の作成やサービス事業者との調整を行う役割です。もし皆様の地域で高齢や病気が理由で生活に困っている、不安を抱えている方がいたらぜひ近くのケアマネジャーを探して相談をしてください。
ケアマネジャーの皆さんは介護保険全般についての経験と知識を積んでいるのできっと問題解決のお役に立つことができます。
外国人介護特定技能教育における3つの基本理念について
独立した私が新しく挑戦しているのはケアマネジャーが持っている知識を活かし、介護保険の仕組みと介護の仕事の魅力を発信し、人材不足の解消と介護離職の予防に役立つことです。
上記のようにケアマネジャーは介護の経験と知識を豊富に持っており、また多くの介護をする家族の悩みを聞いており相談援助のスキルが高いです。これらを活かし様々な場面において相談を受け解決策が提案できます。働きながら家族の介護が負担なく続ける方法を一緒に考えることができます。
今、私は介護の人材不足解消のお手伝いとして、特定技能介護職の外国人に介護とは何か、介護の大切さを伝えています 。
私が考える介護の仕事の基本理念は「あたたかさ・笑顔・思いやり」の3つです。
介護の現場に携わる人は性別や国籍、経験や年齢にかかわらずこの3つを常に胸に抱いてほしいと考えています。
介護の仕事を選ぶ人は既にこれらの気持ちを胸に抱いている人がほとんどですが、有効な活かし方までは自分自身で気づくことは難しいです。その隠れている良い部分をさらに引き出すことができるように、と意識しながら私は講義を行っています。
あたたかさについて
「あたたかさ」とは介護の業務に就く時の所作にあたたかさを備えていてほしい、という思いです。
介護の仕事の現場はどうしても肉体労働的な側面と対人援助業務の両方を同時にこなすという難しさがあり、時間に追われることなどで気持ちの余裕を失いがちです。そんな時でも気持ちに余裕を持ちあいさつや声かけ、様々な身体介護を行う時の所作にあたたかみを持っていて欲しいのです。
笑顔について
介護の仕事で接する高齢者の方で、やはり認知症を患っている方は多いです。
認知機能が低下していても相手が醸し出す雰囲気というのはとてもよく伝わります。
そのためいつも微笑みを表情に表す、ということが重要になってきます。
時に言葉よりも相手に伝わることが多いのです。
思いやりについて
最後に「思いやり」についてです。
人と接する上で思いやりを持つことは当たり前かもしれません。
しかし特に介護の現場においては相手が自分と歳の離れた高齢者もしくは認知症などの病気を抱えている状態の方となります。その方々の気持ちを我々が理解するということは簡単ではありません。介護経験の多いベテランの方でも相手の気持ちを掴みかねることもよくあります。
なので思いやりを忘れないようにしよう、という原点に立ち返る素直な心が重要になってきます。
これからの日本の介護は、日本人、特定技能外国人が「心」を一つに支えていかなければなりません。
新型コロナウイルスが落ち着けば、渡航制限も解け、外国人の介護職が急増すると思われます。
そんな今だからこそ、技術を伝えるだけでなく「心」「気持ち」を伝えていきたいと改めて考えました。

これから毎月継続的に、外国人の研修風景等を発信して参ります。
よろしくお願い致します。