外国人採用の5大メリット

最近、日本で働く外国人を見かけることが増えたと感じませんか?
それもそのはず、在日外国人労働者は
2020年までの5年間で70万人近く増加しているのです。
これは、日本国内の仕事が
日本人だけでは賄えなくなってきたということでもあります。
今は人材が足りている企業様でも、
将来は人材不足に悩まされるかもしれません。

そんな時にぜひ検討していただきたいのが、外国人採用です。
でも急に外国人採用なんて言われても、よくわからないですよね。
そこで今回は、「外国人採用の5大メリット」をご紹介していきます。

若い人材が確保できる

2021年の日本の平均年齢が48.4歳であるのに対し、
東南アジアの平均年齢は20歳代~30歳代で、
ネパールに至っては24.6歳
と、日本のほとんど半分です。

東南アジアには、自国の仕事の収入だけでは
生活が難しい国民が多く存在します。
そして、それらの国民は自分と家族の生活を守るため、
海外へ就労先を求めます。

就労先としては、日本やアメリカ、
オーストラリア等のいわゆる先進国が人気です。
先進国の中でも、日本は
安心して生活ができるという理由で人気があります。
日本は世界的に見ても治安の良い国です。
先進国でも国によっては危険な場所も多く、
夜に出歩くことができなかったり、
立ち入り禁止区域が設けられていたりします。
ですが、日本にそのような場所は無く、
安心して生活を送ることが可能です。

さらに、日本は保険制度が整っていることも、
外国人にとっての大きなメリット
です。
例えば、アメリカなどは自国民以外に
健康保険が適用されないので、病気や事故の際に
高額な医療費が請求されることになります。
ですが、日本は外国人であっても
健康保険に加入することができるため、
安心して生活することができるのです。

以上の理由から、日本は就労先として人気を集めています。 

仕事のモチベーションが高い

日本で働く外国人は、仕事のモチベーションが高い方が多いです。
稼ぐために日本に来ている外国人は、
自分だけでなく母国にいる家族の生活も背負って来ています。
だからこそ、母国よりも給与の高い日本の仕事は、
モチベーション高く頑張ります。
ですが、彼らが頑張る理由は
お金が稼ぎたいというだけではありません。
日本の技術や製品、言語が学べることも
彼らを動かす原動力の一つ
です。

海外では、日本の製品や技術が非常に高い評価を受けており、
日本で作られた製品だけでなく、日本で修理されたり、
使われたりした製品にもブランドが付いています。
同じように、日本で働いていた経験も母国で評価され、
高度な技術を学んでいるという裏付けになります


また、働く中で日本語を覚えることができれば、
日系企業への就職や日本語通訳者など母国でも
比較的賃金の高い職に就くチャンスも得られます。
このような理由があるからこそ、
外国人は高いモチベーションで仕事を頑張るのです。

既存スタッフの業務理解が深まる

外国人スタッフの教育では日本人と異なる部分がいくつかあります。
中でもマニュアルを使った教育が実施しにくい事は大きな特徴の一つです。

日本人スタッフであれば、
マニュアルを読んで勉強してもらうこともできますが、
外国人スタッフの場合、漢字を読めないことが多いので、
口頭での説明が基本になります。
一見デメリットに見えるこの特徴ですが、
扱い方次第ではメリットに変わります。

なぜならこの特徴は、教育担当者の
スキルアップにつなげることができる
からです。

外国人スタッフの教育は、通常のマニュアルを
さらにわかりやすい日本語にして行う必要があります。
そして、わかりやすい説明をするためには、
教育担当者が業務を深く理解していなければなりません。

だからこそ、教育担当者は外国人に教育を施すために、
自分自身の業務理解を深め、
さらに説明スキルを高めることに繋がるのです。

外国人にもわかりやすい説明ができるというスキルが身に就けば、
日本人の教育だけでなく、お客様へ説明をする際にも役立つことになるでしょう。

日本人の採用が難しい時間帯でも採用しやすい

生活リズムが崩れる、眠いなどの理由で敬遠される夜勤シフトや、
学生アルバイトを確保するのが大変な土日シフトですが、
外国人には人気があります。理由は主に2つあります。

まず1つ目の理由は、それらの仕事が短時間で
通常より多くの給与を手に入れることができるからです。
特に留学生は、週に28時間までしか働けないという法律があり、
多くの学生がアルバイトの給与から
学費や生活費、母国への仕送りをしているため、
少しでも多くの収入を得ようと
アルバイトに夜勤仕事を選ぶ傾向
があります。
また、学校の卒業後も母国への仕送りを増やせる、
平日や日勤の仕事よりも慣れているという理由から、
夜勤・土日シフトは好まれています

2つ目の理由は友人との予定を合わせやすいからです。
日本人の学生や会社員は、
日勤をして土日を休むという生活が一般的です。
そのため、休日も友人や家族との
時間を合わせやすい土日が好まれます。

ですが外国人は日本人と違い、
夜勤や土日のシフトに入ることが一般的になっているため、
友人と予定を合わせる際にも
平日休みの方が合わせやすい
のです。

リファラル採用ができる

外国人を採用すると、知人を紹介してくれることがよくあります。
その理由は、外国人の就活環境にあります。

みなさんがもし仕事を探すとしたら、
どのような方法で仕事を探しますか。
きっと多くの方が、まずは求人広告や
求人サイトを使って仕事を探すと思います。
しかし、外国人はそもそも
日本語で書かれている広告やサイトを読むことが難しいため、
それらの方法を頼ることはあまりありません

また求人を理解し、応募ができたとしても、
外国人を雇用したことが無い企業には
外国人と言うだけで断られてしまうこともあります。
そのため、外国人はできるだけ他にも
外国人がいる企業を選ぶ傾向にあるのです。
そして、そのような企業を探すとなると、
友人に頼るという方法が最良の選択肢になります。

結果、日本で仕事を見つけた外国人のもとには友人たちから、
自分もそこで働かせてほしいという連絡がくるようになり、
企業へ紹介をするようになるのです。

おわりに

いかがだったでしょうか。
本記事では外国人採用の5大メリットをご紹介させていただきました。
今後の採用のご参考になれば幸いです。
今回はメリットのご紹介でしたが、
もちろんデメリットや注意点、国ごとの違いなどもございます。
それらはまた他の記事でご説明できればと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

浅井杏介

(株)リクルーティング・デザイン グローバルリンク事業部の営業です。学生時代は国際ボランティア団体に所属し、発展途上国の支援に努めていました。