採用にあたっての課題

リクナビNEXTをご利用いただいていた同社。
設計職や製造スタッフの採用成功実績もあった。

今回の採用に関しては
「掲載価格の安い他社媒体を使ってみたい」とのご意向で
他社のサイトにご掲載されることに至った。

結果、応募数件あるもの、
仕事に対する意欲や属性において
面接に来ていただいて会いたいと思える応募者がなかったとのこと。

また、採用したい人材は
・人手不足だからといって、やる気のない人を雇うつもりはない
・モノづくり経験者、しかも技術習得に意欲のある人
・経験者でも構わないが、ルーティンワークでなく新しいことにチャレンジしていきたい
といった人。

結果、両社サイトでは採用０名に終わった。

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ご提案内容

同社を訪問する中で、事業優位性を詳しくうかがうと
町工場・少人数体制という規模感を超えた
独自技術とノウハウがあることを知った。

残念ながら、他社原稿にはそういった点の訴求はなく、
・会社の雰囲気がアットホーム
・休日など相談すれば、柔軟に対応してくれる。
といった、特に同社ならではの情報はなく、
抽象的な雰囲気などを中心に構成されていた。

これでは、同社が求められるターゲットには響かないと考え、
「会社の強み、ひいてはそれを担うのが少数精鋭である職人であることを
伝えていきましょう」とご提案した。

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ご掲載メディア

リクナビNEXT　N3 × 4週間 ＋ 2週間 ＋ 2週間 ＋ 求人告知メール500通

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原稿展開

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<第1クール>　原稿のポイント

・いかに同社の製造スタッフが技術に高い志で取り組んでいいるか
・また、それを継承したい若手が集まってきているか
同社の事業優位性とともに訴求。

技能経験者の応募は２名
しかし、面接日時を連絡するも当日キャンセル。

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振り返り

リクナビNEXT伴走レポートを分析したところ、
確かにターゲットとなる技能職や製造現場経験者の
原稿閲覧は多く行われている。

しかし、応募段階へ行く前に離脱があることも分かった。

次に、求人カルテ※を活用。
※求人カルテとは
実際のカスタマーが同社原稿をみて応募したいと思うか否か、
また、その理由や感想を自由記述したアンケートをまとめたもの。

求人カルテをみたところ、
やはり、訴求内容が「高い技術力」を中心にしすぎたため
「難しそう」と臆したカスタマーも多い様子が分かった。

そして、次の原稿展開へ。

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<第2クール>　原稿のポイント

高い技術が必要な工作機械づくりも
同社では人の手によって作られている。
最初は道具の扱いから覚え、
ひとつずつ自分の手でできることを増やしていく。

といった、易しい表現で始まり、
経験を積むことで
自分の手でしかできない技術を身につけていくという
職人としての将来がイメージできるようにした。

モノづくりの仕事には
ライン作業のようなルーティンワークもあるが
毎回が違う作業になる面白さ、
誰がやっても同じでない技の世界、
というジャンルに興味をもつ方を狙った。

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応募効果

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面接７名

※同社は応募者の記入するフォームに
志望動機は必須としたいという社長の強いご意向があり
この段階で面倒と思うカスタマー（最近の傾向）の離脱を心配していたが、
全員がきちんと記入されていた。

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採用１名

40代　樹脂成形の製造経験者。
家族があり、前職での環境（残業・給与など）を鑑みると
将来の生活に明るいイメージが持てないというのが
退職理由。

同社の仕事内容や技術者としての成長感に魅力を感じ応募。

何よりも「人柄が非常に良かった」との社長談。

他の応募者も非常に迷うほど、同社の求める人材にマッチしていたが、
今回は１名、しかも即戦力の方が採用できたこともあり
採用打ち切りに。

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あとがき

確かに、世の中「働き方改革」で
働く環境の良さを中心に訴求する求人情報も多くなっています。
しかし、コア人材となるのは事業や仕事内容に魅力を感じて入社してくれた人。
「単に作業できる人」なのか、
「ノウハウや技術を身につけていきたい」という意向が必要なのか、
人材要件によって訴求ポイントの選択は重要です。

多様な属性の方々とのマッチング。
私たちはこれからも全力で
貴社の採用のお手伝い、入社後活躍の支援をさせていただきます。