RDのよくばり者たち #03
K.K
営業 /部長/ヘッドオフィス
2015年 新卒入社
どんぞこから始まった社会人生活。
大きな挫折が今の自分を作ってくれた。
- RD史上最年少部長
- 新米パパ
甲南大学 法学部卒。2015年新卒入社。東海営業1部・2部部長。出身は兵庫県神戸市。大学の先輩の紹介でRDへ。初受注は、同期でビリ。数年にわたる暗黒期を乗り越え、会社史上最年少の30歳で部長に昇格。プライベートでも、マイホーム完成、第一子誕生と明るい話題が続いている。
「絶対に売れる営業マンになれる」
そんな自信を打ち砕かれた新人時代。
学生時代は、100名を超える学園祭運営団体の代表。入社前、大学の友人からは「絶対に売れる営業マンになれるよね」と言われ、まんざらでもありませんでした。ですが、調子づいていたのもつかの間、入社早々、出鼻をくじかれることに。配属された都心エリアは、営業のライバルが多い激戦区。目の肥えたお客様にも軽くあしらわれ続ける日が続き「いったい何をしてるんだろう?早く地元へ帰りたい…」と、気持ちはどんぞこ。ようやく決めた初受注は同期でビリ。その後も、2年目、3年目と四半期の売上目標はずっと未達成。社内でも肩身が狭く感じる、長い暗黒期が続きました。そんな苦しい状況をなんとか変えようと、続けたのはコツコツとお客様との関係性を築く行動です。
他社媒体で掲載されている求人原稿の改善ポイントを書き出して持って行ったり。お客様からの依頼には進捗状況を逐一報告したり。意識していたのは、お客様とのどんな“小さな約束”でも必ず守ること。やがてまいた種が芽を出すようにお客様に頼られる機会が増え、入社4年目、ついに通年で売上目標を達成。周囲の見る目も変わり、ユニットリーダーを任せてもらえるように。長く続いた暗黒期から、ようやく脱することができました。そして、入社から8年目、同期でビリだった自分がついに部長に!30歳での昇格は、会社の歴史でも最年少だそう。社長・役員が、成果はもちろんのこと地道なプロセスも近くで見て評価してくれる環境だからこそ、抜擢してもらえたのだと思います。
孫のようにかわいがってくれる社長との出会い。
その企業と一緒に成長できた喜び。
新人時代のある日、「名刺を置いていってくれたから電話してみた」と一人の社長から連絡が。地道な努力の一つが認められたようで嬉しかったです。日中は社員が現場に出払っていて事務所にはポツンと社長だけ。今思えば、話し相手が欲しくて連絡をくれたのかもしれません(笑)。その企業の事業内容は、発注者支援を手がける建設コンサルタント。ニッチな業界ゆえに社内に事例がなく、いざ求人原稿を作る際には悪戦苦闘。それでもできる限り調べ上げ完成した原稿を持って行ったところ、「よく調べたな」とお褒めの言葉をいただけました。
今ではその企業とのお付き合いも長くなり、当時30名ほどだった従業員数は5倍以上の160名に。年の離れた社長(現在は会長)からは、まるで孫のようにかわいがってもらっています。仕事でのグループマネージャーや部長への昇格、プライベートでの結婚やマイホームの購入…。折に触れて挨拶に行き、人生の先輩としてアドバイスをもらっています。こんなお客様と出会えたこと、そして企業とともに成長できたことは、自分にとっての大きな財産です。
よくばりだからこれもやりたい!
「あの人みたいになりたい」と、
憧れられる存在でありたい
30名近いメンバーを抱える部長になった今、嬉しいのはやはりメンバーの成長です。長くグループが同じだったメンバーは、人当たりが良くお客様から慕われるものの、スケジュール管理が甘くお客様に迷惑をかけることもしばしば。彼の苦手な部分を克服するため、「その仕事の進め方だったら、お客様どう思うかな?」と、ことあるごとに細かいコミュニケーションを繰り返しました。そんな一緒に頑張ってきたメンバーがリクルート東海代理店年間最優秀営業に。表彰式でスピーチする姿をみた時には、思わず涙ぐんでしまいました。
社会全体の風潮として「管理職って、大変そう…」と、キャリア志向があまりない若い人が増えていると思います。自分はその中でも「あの人みたいになりたい」と、社内の若いメンバーから憧れられる存在でありたいです。最近では、「自分も管理職を目指したい!」という嬉しい声もちらほら。実際にグループマネージャーに昇格する若手メンバーも増えてきました。自分自身、完璧なリーダー像にとらわれるあまり、余裕がなくなっていた時期もあったんです。ですが、社歴が自分より長いメンバーに頼れるところは頼るなど、徐々に“いい意味で弱みを見せる”ことで、ゆとりを持てるようになってきました。そんな姿も若手メンバーは見てくれているのかもしれませんね。
次はこれがやってみたい!
自分が育てたメンバーとともに、
もっと経営に携わりたい。
部長として会社の経営にも、積極的に関わっていきたいところですが、メンバーのマネジメントや現場レベルの営業戦略の立案に時間を割いているのが、正直なところ。例えば、自分が育てたメンバー全員が管理職につくくらいに成長すれば、意思疎通のスピードが早くなるし、もっとゆとりが生まれるはず。
そうすれば、経営にだってもっと携われる。生まれたばかりの子どもとの時間だってもっと確保できる。そんなふうに未来を思い描いています。もう一つよくばりを言うなら、こんな人に入社してほしいという思いがあります。それは、挫折経験がある人、そしてそこから状況を変えるため自ら行動したことがある人。そんな人たちと会社をより良くしていけたら、最高ですね。